【1月20日 People’s Daily】100台余りの無人搬送車が行き交い、400台近い溶接ロボットが活躍していた。中国・安徽省(Anhui)の合肥(Hefei)にある長安汽車(Changan Automobile)のスマート工場。中に入ると、熱気があふれていた。「昨年8月以来、持ち場を1700以上増やし、3交代制で24時間の生産体制をとっている」と語るのは、工場の黄楽金(Huang Lejin)総経理。昨年11月、長安汽車による自社ブランドの乗用車販売台数は11万4000台近くとなり、前年同月比36.4%増だったという。

 長安汽車の販売好調は、力強く回復している中国の自動車市場の縮図にすぎない。昨年11月の中国の新車生産・販売台数はそれぞれ284万7000台、277万台で、前年同月比は9.6%増、12.6%増だった。販売台数は7か月連続で2桁増となった。

 中国自動車工業協会の付炳峰(Fu Bingfeng)常務副会長兼秘書長は、昨年の自動車販売台数について2500万台を突破する見通しで、前年比の減少率は2%以内にとどまるとし、年初の予想より大幅に好転すると述べた。これは、中国の自動車産業の回復力、中国経済の強靱(きょうじん)性を体現している。付常務副会長は昨年の中国の自動車市場に関して、世界の自動車市場で数少ない注目点の1つになったとし、世界全体の自動車販売台数に占める割合が33%に拡大したと語った。

 統計によれば、昨年1~10月、世界の主要な自動車市場である米国や日本、スペインでは自動車販売台数が前年同期比でそれぞれ17.3%、14.7%、37%減少した。同じ時期、中国の自動車販売台数の減少率は4.7%にとどまった。中国自動車工業協会の予測では、中国の自動車市場は今年はゆるやかに成長し、今後5年、安定を維持、2025年の生産・販売台数は3000万台に達する見込みだ。

 付常務副会長によると、国や地方政府が自動車の購入を促進する政策を相次いで打ち出し、各地も多様な販売促進活動を繰り広げた。これが需要を喚起、乗用車市場の回復を後押しした。

 老朽車両の廃棄などに伴い、商用車市場は引き続き、力強く成長した。統計によれば、昨年11月、中国の商用車の生産・販売台数はそれぞれ51万8000台、47万2000台で、前年同月比は20.3%増、18%増だった。

 昨年11月、新エネルギー車の販売台数は20万台で、前年同月比104.9%増だった。昨年1~11月の販売台数は110万9000台で前年同期比3.9%増。前年同期比の増加率が初めてプラスに転じた。(c)People’s Daily/AFPBB News