【1月20日 AFP】米大リーグ(MLB)のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)が、フリーエージェント(FA)になっていたジョージ・スプリンガー(George Springer)外野手と6年総額1億5000万ドル(約156億円)の契約を結んだと、スポーツ専門チャンネルESPNなど米メディアが19日に報じた。

 ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)で7シーズンを過ごした31歳のスプリンガーは、アストロズが第7戦までもつれこんだ末にロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)を下した2017年のワールドシリーズで最優秀選手(MVP)に輝いた。その後2019年にもワールドシリーズ進出に貢献したが、チームはワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)に敗れた。

 オールスターに3度出場しているスプリンガーをめぐっては、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)も獲得を目指していた。

 キャリア通算で打率.270、出塁率.361を記録しているスプリンガーは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって短縮された昨シーズン、チーム最多となる14本塁打を放ち、打率.265、32打点をマーク。ポストシーズンでも4本塁打を記録した。

 また、昨季より前の6シーズンのうち5シーズンで20本塁打以上を放ち、ポストシーズンにおける通算19本塁打は歴代4位タイの記録となっている。

 ブルージェイズは契約を認めていないが、スプリンガーはチームの春季キャンプが行われるフロリダ州へ向かい、身体検査を受けた後、移籍は完了すると伝えられている。(c)AFP