【1月20日 AFP】2月に行われる米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の頂点を決める一戦、第55回スーパーボウル(Super Bowl LV)で、サラ・トーマス(Sarah Thomas)氏がダウンジャッジを務めることになった。女性がスーパーボウルの審判団に入るのは史上初となる。

 トーマス氏は2015年、NFL初の女性専任審判となり、ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)対カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)戦でラインジャッジとしてデビューを果たした。2019年には同じく女性として初めて、プレーオフでフィールドに出る審判になった。

 NFLのトロイ・ビンセント(Troy Vincent)氏は、「サラ・トーマスが再び歴史をつくり、史上初めてスーパーボウルを担当する女性審判となる」とコメントし、「一流の仕事ぶり、そして卓越した仕事に対する熱意で、スーパーボウルの審判という権利をつかんだ。自らにふさわしい栄誉を勝ち取ったサラを祝福する」と称賛した。

 トーマス氏が務めるダウンジャッジは、以前はヘッドラインズマンと呼ばれていたが、彼女がこの役割を担うようになった2017年から現在の呼称に変わった。

 今季のスーパーボウルは2月7日にフロリダ州タンパ(Tampa)のレイモンド・ジェームス・スタジアム(Raymond James Stadium)で開催される。(c)AFP