【1月20日 Xinhua News】中国は20日午前0時25分(日本時間同1時25分)、四川省(Sichuan)の西昌衛星発射センターから運搬ロケット長征3号Bで移動体通信衛星「天通1号03」を打ち上げ、予定の軌道に投入することに成功した。今年初めての打ち上げで、幸先の良いスタートを切った。

「天通1号」は中国が独自に研究開発した移動体衛星通信システムで、宇宙空間部分と地上部分、ユーザー端末で構成される。「天通1号03」は中国空間技術研究院が中心になって開発。軌道上で地上のシステムと一体化して移動体通信網を構成し、中国と周辺地域、中東、アフリカなどの関係地域と太平洋、インド洋の大部分の海域のユーザー向けに全天候、24時間の安定した信頼性の高い音声、ショートメッセージ、データなどのモバイル通信サービスを提供する。

 運搬ロケット長征シリーズの飛行は358回目。(c)Xinhua News/AFPBB News