【1月20日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)氏は20日、第46代米国大統領に就任する。就任式当日は伝統的な行事に加え、数々の式典も行われるが、コロナ禍での開催、さらには今月起きた連邦議会議事堂乱入事件を受け敷かれた厳重な警戒態勢により、その内容が変更されている。

■就任式の朝は教会に

 20日朝、敬虔(けいけん)なカトリック教徒であるバイデン氏は、首都ワシントンにあるセント・マシュー大聖堂(St Matthews)のミサに出席する。ミサには、共和党からはミッチ・マコネル(Mitch McConnell)上院院内総務(Mitch McConnell)とケビン・マッカーシー(Kevin McCarthy)下院院内総務が、民主党からはチャック・シューマー(Chuck Schumer)上院院内総務とナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長が、それぞれ出席する予定。

■就任宣誓

 バイデン氏は専用車両で議会議事堂に移動し、午前11時(日本時間翌21日午前1時)から就任式が始まる。議事堂では6日、退任するドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の支持者らが乱入する事件が起きたばかりだ。

 式では、カマラ・ハリス(Kamala Harris)氏の副大統領就任宣誓、バイデン氏の大統領就任宣誓がそれぞれ行われる。その後、バイデン氏の就任演説が予定されており、米国が直面している数々の危機的状況への取り組みや、「ビルド・バック・ベター(より良い復興)」に向けた計画について言及されるとみられている。

 また、米歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)さんによる国歌の独唱、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)さんのパフォーマンスも予定されている。

 慣例通り、バイデン新大統領は議会議事堂で議員らと会食する。

 議事堂からリンカーン記念堂(Lincoln Memorial)につながる国立公園ナショナルモール(National Mall)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と議事堂襲撃の影響から閉鎖される。