【1月20日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)などで活躍した殿堂入り投手のドン・サットン(Don Sutton)氏が、75歳で死去した。息子が19日にツイッター(Twitter)で発表した。18日の夜に「眠りながら息を引き取った」という。

 1966年にドジャース入りしたサットン氏は、けがに強いことで知られ、200回以上を投げたシーズンはデビューからの21年中20年に上る。残りの1年は、ストライキによりシーズンが短縮された1981年シーズンだった。

 通算324勝はノーラン・ライアン(Nolan Ryan)氏と並ぶ歴代14位タイで、球宴には4回出場。またMLBによれば、通算3000奪三振、300勝以上、防御率3.50以下を達成しているわずか10人の投手の一人でもあるという。

 ドジャースでは1980年までプレーし、1974年と1977年、1978年にはワールドシリーズで登板した。その後はヒューストン・アストロズ(Houston Astros)、ミルウォーキー・ブリュワーズ(Milwaukee Brewers)、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels、当時カリフォルニア・エンゼルス)を経て1988年にドジャースへ復帰したが、肘の負傷もあって思うように投げられず、シーズン途中に放出されてそのまま引退した。

 その後の1998年に殿堂入りを果たし、球団はサットン氏の背番号20を永久欠番とした。(c)AFP