【1月20日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・メッツ(New York Mets)は19日、ゼネラルマネジャー(GM)のジャレド・ポーター(Jared Porter)氏を解雇したと発表した。ポーター氏については、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)で働いていた2016年、女性記者にわいせつなメールを送っていたことが報道で明らかになっていた。

 メッツは先月、サンディ・アルダーソン(Sandy Alderson)球団社長がポーター氏を採用したばかりだったが、18日の米スポーツ専門チャンネルESPNの告発記事について調査し、解雇を決めた。

 アルダーソン球団社長は「昨晩の報道を踏まえたジャレドの行動は、メッツの求めるプロとして、また個人としての基準にそぐわない」とコメント。昨年10月に過半数株を取得したスティーブ・コーエン(Steve Cohen)オーナーも、こうした不適切行為に対する「ゼロ・トレランス(不寛容)」をツイッター(Twitter)で表明した。

 ESPNの報道によれば、ポーター氏は女性記者にわいせつな写真を添付した不適切で不快なメールを送ったという。

 ポーター氏がプロスカウト部長を2年間務めていたカブスは、問題のメールについては把握していなかったとし、「知っていれば、報道されたような振る舞いは球団の行動規定に違反するし、すぐに行動を起こしていた」とコメントした。「セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)の問題はチームとしても深刻に捉えており、この件の調査を検討している」 (c)AFP