【1月19日 CGTN Japanese】ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)は17日、中国の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック、Sinovac Biotech)傘下の北京科興中維生物技術有限公司(シノバック社)が開発した新型コロナウイルスワクチン「コロナバック(Corona Vac)」に緊急使用許可を与えたと発表しました。同日には、ブラジルで最初の接種対象者が中国製ワクチンの接種を受けました。

 緊急使用許可を受けたワクチンはコロナバックのほか、英オックスフォード大学と製薬会社AstraZeneca(アストラゼネカ)が共同開発した新型コロナウイルスワクチンです。

 ブラジルのエドゥアルド・パズエロ保健相は当日、「ブラジル空軍が18日から各州にワクチンを配分する予定だ」と明らかにしました。

 現在、ブラジルの感染再拡大の状況は深刻で、保健省が17日に発表したデータによりますと、当日の新規感染者数は3万3040人、累計の感染者数は848万8099人で、当日の新たな死亡者数は551人、累計死亡者数は20万9847人となっています。完治者数は741万1654人に達したということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News