【1月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領夫人のメラニア(Melania Trump)氏が18日、ホワイトハウス(White House)を去るにあたりお別れのビデオメッセージを公表し、「暴力は決して答えにはならない」と訴えた。

 夫のトランプ氏は6日、自らの支持者らが連邦議会議事堂に乱入したことがきっかけで、在任中2回目の弾劾訴追を受けて以降、公の場にほとんど姿を見せていない。

 ビデオは6分間の演説を録画したもの。トランプ氏についてはわずかに触れただけで、軍関係者の家族や新型コロナウイルスの流行に対応する医療従事者に敬意を表し、オピオイド乱用の被害者らを気遣った。

 メラニア氏は「忘れられない4年間になった」と振り返り、「何事にも情熱を持ってほしい。だが、暴力は決して答えになることはなく、正当化もされないことを常に覚えておいてほしい」と訴えた。

 また、「ホワイトハウスに来た時に私が思ったのは、励まし、力を与え、優しさの価値を教えるという、母親として常に感じてきた責任だった」と述べた。

 さらにメラニア氏は「この国が約束するものは、団結や価値を見失っていない私たち全員のものであり、他者への思いやりを示すあらゆる機会を逃さず、日々の生活の中で良い習慣を身につけてほしい」と語った。

 映像はメラニア氏のツイッター(Twitter)アカウントに投稿されたビデオメッセージの一部。(c)AFP