【1月18日 AFP】20NFLは17日、プレーオフのカンファレンス準決勝が行われ、トム・ブレイディ(Tom Brady)が2タッチダウンパス、1タッチダウンランを決めたタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)が30-20でニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に勝利した。

 もう1試合では、王者カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)がQBパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)を脳振とうで試合中に失うアクシデントに見舞われながら、22-17でクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)を下した。

 バッカニアーズはスーパーボウル(Super Bowl)を6回制しているブレイディ、そして4回のターンオーバーを成功させたディフェンスの活躍でドリュー・ブリーズ(Drew Brees)を擁するセインツを退けた。

 ブレイディは「ディフェンスがこの試合のカギだった。あれが大きかった」とすると、「何度もボールを外に出し、必要なターンオーバーを奪ってくれた」と話した。バッカニアーズ加入1年目となる43歳のブレイディは、42歳のブリーズとの歴代パス獲得ヤード数1位と2位の対決を制している。

 これで次週24日に行われるNFC決勝では、スターQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)を擁するグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)とのロードでの対決が実現した。レギュラーシーズンの対戦では、38-10でバッカニアーズが勝利している。

 チーフスは昨季のスーパーボウルMVPであるマホームズがパス30本中21本成功で255ヤードを獲得し、1タッチダウンパスを記録したが、第3クオーターにブラウンズのマック・ウィルソン(Mack Wilson)に引き倒されて激しくフィールドに打ちつけられた。

 チームは勝利したが、マホームズはリーグの脳振とうプロトコルを完了しなければ、24日のバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)とのAFC決勝には出場できない。レギュラーシーズンの対戦では、チーフスが26-17で勝利している。

 それでもチーフスのアンディ・リード(Andy Reid)ヘッドコーチ(HC)は「彼は非常に元気だ。体調も全く問題ない」と明かし、「後頭部を打って、息ができなくなったりしたようだ。今は元気でやっている。これからチームとして経過を見ていきたい」とコメントした。(c)AFP