【1月18日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)にある教場巷日本式住宅は、民国初期に建てられた日本式の洋館で、かつて同省で鉄道建設に従事した外国人技術者や鉄道建設専門家、技術者の住居として使われた。

 太原市人民政府は2009年、同住宅を歴史的建造物に指定し、2013年から修復に着手。7年間の工事を経て博物館として一般開放した。修復された建物と物品展示を通じ、同省の初期鉄道建設の様子を紹介している。

 同市文物局の職員によると、住宅は日本人技術者が設計し、主にれんがと木材で建てられている。屋根やバルコニー、窓などの構造や配置に中日折衷の建築様式と芸術性を見て取れるという。

 建物内部では技術者が図面を引き、工事計画を議論する場面などが再現されている。米国や英国、日本など多くの国の生活用品や仕事道具、同省を南北に貫く同蒲鉄道関連資料も展示されている。(c)Xinhua News/AFPBB News