【1月18日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)新津区にある観音寺は、南宋・淳熙年間(1174~89年)の創建。明代の塑像や壁画があることで知られ、全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財に相当)に指定されている。500年の歴史を持つ観音堂と毘盧堂などが現存する。毘盧堂の広さは94平方メートルで、1468年に描かれた仏教故事壁画がある。敦煌莫高窟の「密厳経変」「仏頂尊勝陀羅経変」壁画と並び中国でも数少ない密教の変相図壁画とされる。観音堂には数百の羅漢像と大型の塑像「漂海観音」があり、真に迫る造形が見られる。(c)Xinhua News/AFPBB News