【1月17日 AFP】20NFLは16日、プレーオフのカンファレンス準決勝が行われ、グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)とバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)がそれぞれ決勝へ駒を進めた。

 凍える寒さの本拠地ランボー・フィールド(Lambeau Field)にロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)を迎えたパッカーズは、32-18で勝利を収めた。QBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)が2タッチダウンパス、1タッチダウンランを決めてラムズのディフェンスを上回った。

 NFCのカンファレンス決勝では、トム・ブレイディ(Tom Brady)が加入したタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)か、ドリュー・ブリーズ(Drew Brees)擁するニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)の勝者と第55回スーパーボウル(Super Bowl LV)進出を懸けて争う。

 パッカーズは大半の時間帯で主導権を握り、パスとランの両方で得点力を発揮すると、後半のラムズの反撃をしのいで順当な勝利を挙げた。

 ロジャースは「今はすごく気持ちが良い」とコメント。この日はパス36本中23本成功で296ヤードを獲得し、チームをNFLチャンピオンに導いた10年前に続く、自身2回目のスーパーボウル出場を目指す戦いが続いている。

 同じくホームのビルズは、17-3でボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)に勝利し、1993年シーズン以来となるAFCのカンファレンス決勝に進出した。次は17日に行われる前年覇者カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)とクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)の勝者と対戦する。

 ビルズはタロン・ジョンソン(Taron Johnson)がラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)のパスをカットし、そのままタッチダウンに成功。このプレーオフ最長記録となる101ヤードのインターセプトリターン・タッチダウンが勝負の分かれ目になり、プレーオフでは初顔合わせとなるチーム同士の対戦はビルズに軍配が上がった。

 QB対決でもジョシュ・アレン(Josh Allen)が同じ2018年のドラフトで指名されたジャクソンとの同期対決に勝利した。どちらも1回戦でプレーオフ初勝利を挙げて準決勝に臨んだが、アレンが鋭いパスと力強いランを披露した一方、ジャクソンは非常に苦戦し、第3クオーター終了間際に脳振とうになった可能性のため交代を強いられた。(c)AFP