【1月16日 AFP】インドネシアのスラウェシ(Sulawesi)島で16日、前日未明に発生したマグニチュード(M)6.2の強い地震で建物の下敷きになった生存者の救出活動が行われた。この地震によって少なくとも45人が死亡、数百人が負傷したほか、倒壊した建物のがれきの下には今も多数の人が閉じ込められているとみられている。

 西スラウェシ(West Sulawesi)州にある人口約11万人のマムジュ(Mamuju)では病院やショッピングモールが倒壊し、捜索および救出活動が夜通し行われた。

 倒壊した病院の中には十数人の患者や職員が閉じ込められているが、当局は、建物の下敷きになっているとみられる住民の人数を明らかにしていない。一方で、当局は16日、建物の下から8人の遺体を収容したほか、倒壊した民家のがれきの中から8人家族のうち5人の遺体を発見したと発表した。

 がれきやコンクリートの下敷きになっていた幼い姉妹2人が救出され、病院で治療を受けているほか、現地当局によると、病院に搬送された重傷者は200人近くに上っている。

 マムジュでは16日午前中にも強い余震が発生した。(c)AFP