【1月16日 AFP】コンゴ民主共和国東部のイトゥリ(Ituri)州で、少数民族ピグミー(Pygmy)の46人が主要武装勢力の「民主同盟軍(ADF)」に殺害された。現地筋が15日、明らかにした。

 地元NGOの指導者ジリ・ゴタボ(Gili Gotabo)氏は、ADFの反政府勢力が14日にアバンビ(Abembi)の村を侵略した」と述べ、「46人が死亡し、2人が負傷した。全員がピグミーだ」と話した。

 1990年代にウガンダのイスラム反政府勢力として誕生したADFは、コンゴ民主共和国東部で活動する100以上の民兵組織の中で最も悪名が高い。

 ADFは、2019年後半に始まった軍の攻撃に対する報復として、北キブ(North Kivu)州とイトゥリ州南部で民間人数百人を殺害したとされている。

 国連安全保障理事会(UN Security Council)に先月提出された専門家らの報告書によると、ADFは政府の攻勢によって分裂し、現在は移動する小規模なグループに分かれて活動している。(c)AFP