【1月16日 AFP】米首都ワシントンの国立公園ナショナルモール(National Mall)が、今月20日に行われるジョー・バイデン(Joe Biden)次期大統領の就任式の翌日まで閉鎖されることになった。米国立公園局(US National Park Service)が15日、発表した。

 大統領就任式で4年ごとに大勢の人が詰め掛けていたナショナルモールだが、国立公園局によると、現在は米大統領警護隊(シークレット・サービス、US Secret Service)の要請を受けて立ち入りが禁止されている。

 故マーティン・ルーサー・キング(Martin Luther King Jr.)牧師が有名な「私には夢がある」の歴史的演説を行ったことでも知られるナショナルモールは、15日午前11時(日本時間16日午前1時)から、少なくともバイデン氏が第46代米大統領の就任宣誓をする日の翌日に当たる21日いっぱいまで閉鎖される。

 治安当局は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の過激な支持者らが今後数週間にわたってワシントンや各州の州都を危険にさらすおそれがあると警告している。トランプ氏の支持者らは、爆発物を持っている恐れもあるという。

 ワシントンは動員された州兵が警戒に当たり、中心部から離れた通りがコンクリート製の障害物で封鎖されている。(c)AFP