【1月15日 AFP】(更新)ダカールラリー(Dakar Rally 2021)の主催者は15日、二輪部門に参戦するフランスのピエール・シャパン(Pierre Cherpin)選手が、競技中の転倒で負傷し、死亡したと発表した。

 シャパン選手は10日に行われた第7ステージで、時速178キロで走行中に転倒し、サウジアラビア・ジッダ(Jeddah)からフランスへ医療航空機での移送中に亡くなった。

 危険な大会として知られるダカールラリーでは、昨年もポルトガル人ライダーのパウロ・ゴンサルベス(Paulo Goncalves)選手が競技中の事故で亡くなっていたが、今年の大会で死者が出るのは初めてだった。

 今回が自身4度目のダカールラリーだったシャパン選手は、転倒後に意識を失い、サウジアラビア・サカーカ(Sakaka)の病院へ運ばれた後、ジッダに空路で搬送されていた。

 神経外科手術を受けた後は人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれ、仏リール(Lille)へ移送される前の容体は安定していた。(c)AFP