【1月15日 AFP】世界保健機関(WHO)は14日、中国で新型コロナウイルスの起源調査に臨む予定の専門家2人が同ウイルスの抗体検査で陽性と判定され、シンガポールに足止めされていることを明らかにした。

 WHOは先に、国際調査団が武漢(Wuhan)入りしたと発表していたが、その後、うち2人がまだ到着していないとツイッター(Twitter)に投稿。

「調査団員は全員、居住国を出発する前にPCR検査と抗体検査を複数回受け、陰性だった」が、乗り継ぎで経由したシンガポールでも検査を受けた。その結果、現在感染しているかどうかが分かるPCR検査では全員陰性だったものの、2人はIgM抗体検査で陽性だったという。

 IgM抗体は、ウイルスによる攻撃があった際に、免疫系が最初に産生する抗体。IgM抗体が検出された人は、まだウイルスに感染しているか、最近感染から回復した可能性がある。2人は追加検査を受けているという。

 WHOは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の動物起源と、動物から人への最初の感染経路の調査を支援するため、疫学者や動物衛生専門家らから成る国際調査団を中国に派遣しようと、何か月もかけて準備を進めてきていた。

 映像は中国・武漢に到着したWHOの国際調査団。前半は国営・中国中央テレビ(CCTV)が14日撮影・提供、後半は14日撮影。(c)AFP