【1月16日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)は、今後5年間で林業生態建設5千万ムー(約333万ヘクタール)と草原生態建設7500万ムー(500万ヘクタール)を完成させる計画を策定した。森林率を23・5%まで引き上げ、中国北部の重要な生態安全障壁をさらに強固にする。

 同自治区林業・草原局の郝影(Hao Ying)局長は、自治区が黄河重点生態区と東北森林帯、北方砂防帯の建設を統一的に推進すると説明。2025年までに森林蓄積量を16億5千万立方メートルとし、草原の植被率を45%で安定させ、湿地保護率を32%以上にするとの考えを示した。

 内モンゴル自治区は東北、華北、西北にまたがり、北方地域で最も面積が大きく、種類が豊富な生態機能エリアとなっている。国内の生態面で重要な位置付けとなっており、ここ数年、国内の生態建設任務の約9分の1に当たる1千万ムー(約66万7千ヘクタール)以上の林業生態建設を毎年行っており、現時点での森林率は22・1%となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News