【1月15日 Xinhua News】設立から1カ月足らずのハイエンド電気自動車(EV)メーカー、智己汽車科技は上海市で13日、スマートEVの量産モデル2種を世界初公開した。うち、セダンモデルは2021年末に発売予定という。同社は中国自動車大手の上海汽車集団、上海張江ハイテク産業開発区を運営する上海張江高科技園区開発、電子商取引(EC)大手のアリババ・グループ(Alibaba Group)が20年12月、共同で設立した。

 中国の法律で認められ、かつ高精度地図データの公開を前提に、「一線都市」と呼ばれる上海市などの特定商業地で21年末、同社は利用者の降車後にスマートカーが自ら駐車場を探して停車する自動駐車と、スマートフォンアプリを利用した指定地点への自動配車を実現させる。これにより、利用者の駐車や再乗車の利便性が格段に向上する。22年には、さらに多くの一線都市とそれに次ぐ「新一線都市」の特定商業地で利用可能になるという。

 世界初公開となったスマートEVのセダンは21年4月に上海で開かれるモーターショーで世界からの予約受け付けを始め、同年末に発売し、22年に納車する計画だ。もう1種の量産モデルであるスマートEVのSUV(多目的スポーツ車)は22年に正式発売する予定。(c)Xinhua News/AFPBB News