【1月16日 CGTN Japanese】北京市西城区に、壁掛けカレンダーだけを専門に扱う小さな店があります。店主の金安光(Jin Anguagn)さんは1980年代から40年近くさまざまな紙製の壁掛けカレンダーを販売し、北京市民の壁掛けカレンダーに対する心情の拠り所となってきました。広さ20平方メートル余りの店は多くの常連客から「北京最後の壁掛けカレンダー屋さん」と呼ばれ、金さんも「おじいさん」と親しみを込めて呼ばれています。

 金おじいさんによると、壁掛けカレンダー市場の変化は、その表紙に表れています。各地の風景に始まり、自動車が登場し、「美人」が大ヒットする時代もありました。現在、最も売れるのは、干支(えと)や草花が表紙のものだそうです。

 壁掛けカレンダー店の時間の単位は、分や日ではなく「年」です。金おじいさんの店は、客の8割が常連で、そのうちの9割以上が高齢者です。客の多くは年に1回だけ来店します。高齢の客の多くが、自分の足で歩けるうちは自身でカレンダーを選びに来ます。金おじいさんは、帰る客に向かって「また来年ね」と声をかけます。この言葉は礼儀であり、祝福であり、そして期待も込められています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News