【1月14日 AFP】収賄などの罪に問われた韓国の前大統領、朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)被告について、韓国大法院(最高裁)は14日、検察側の再上告を棄却した。これにより、懲役20年、罰金と追徴金計215億ウォン(約20億円)の実刑判決が確定した。

 朴被告の汚職事件をめぐっては、上告が繰り返されたが、今回の最高裁の決定により裁判が終結した。朴被告は出廷を拒否し続けた。

 女性で初めて韓国大統領に就任した朴被告は、汚職事件をめぐって大規模な抗議デモが続き弾劾され、2017年に失脚した。

 朴被告は翌年、収賄と職権乱用の罪で懲役30年の実刑判決を受けたが、高裁で懲役20年に減刑された。

 朴被告については、公職選挙違反罪で懲役2年の実刑も確定している。(c)AFP