【1月14日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)石家荘市(Shijiazhuang)は12日、全市民を対象とする2回目の新型コロナウイルス核酸検査を開始した。核酸検査の検体採取効率をさらに高め、屋外で働く医療スタッフの作業環境を改善するため、同市公共交通総公司の路線バス688台を改造した「核酸検査検体採取移動車」を、検体採取の第一線に出動させた。バスは、医療物資の輸送や医療・看護スタッフの送迎など、サポート任務にも当たっている。

 同社運営サービス部の王志輝(Wang Zhihui)副部長によると、今年の冬は特別に寒く、多くの医療スタッフが屋外での検体採取作業で手に凍傷を負ったことも、「核酸検査検体採取移動車」が発案されたきっかけだという。バスの改造で医療スタッフの作業環境が改善されただけでなく、検体採取の効率も向上し、業務の機動力と柔軟性がさらに増したという。(c)Xinhua News/AFPBB News