【1月13日 AFP】20-21NBAは12日、各地で試合が行われ、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)は100-117でロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に敗戦。2試合連続で王者に完敗したロケッツのエース、ジェームズ・ハーデン(James Harden)は「手の施しようがない」とチームへのいら立ちを爆発させた。

 過去3シーズン連続でNBAの得点王に輝いているハーデンだが、この日はフィールドゴール(FG)16本中5本成功で16得点にとどまり、チームも試合開始から1回もリードを奪えず、最大で30点差をつけられた。

 ハーデンは「この街を愛している」とした上で、「できることはなんでもやってきた。だけど今の状況はクレイジーだ。手の施しようがない感じだよ」とコメントした。

 今季のハーデンは、トレードによる移籍を希望しているという報道の中でシーズンをスタートさせた。ロケッツは複数チームと交渉を行ったと伝えられているが、エース放出に対する大きな見返りを期待しており、トレードが近く成立する気配はない。

 ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)へ移籍したラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)とのトレードでやって来たジョン・ウォール(John Wall)は、チーム内のケミストリーが足りないことを認めた。

 この日10得点、5アシストを記録したウォールは「気持ちが入っていない選手がいたら難しい」とコメント。さらに質問を受けると、「正直に言えば、少しうまくいっていない」と具体的にハーデンとの関係構築が難しいことを明かし、「最高の関係とは思わない。僕に言えるのはそれだけだ」と話した。

 ロケッツはこれで3勝6敗となり、ウエスタンカンファレンスで下から2番目の14位に沈んでいる。(c)AFP