【1月13日 AFP】サッカーイタリア杯(Italian Cup 2020-21)は12日、5回戦が行われ、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が先発に復帰したACミラン(AC Milan)はトリノ(Turin)と0-0で120分を終えると、迎えたPK戦を5-4で制し、準々決勝に駒を進めた。

 前週末のリーグ戦に続き、この日もホームにトリノを迎えたミランは、相手のトマス・リンコン(Tomas Rincon)がPKを失敗すると、最後はハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)がシュートを流し込んで勝利した。

 ミランのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は「非常にハードな戦いだったが、ミランは決して諦めなかった。120分にわたり一丸となっていた」とコメントした。「彼らのトレーニングに臨む姿勢や献身を見ていると、誇らしくなる」

 2得点をマークした昨年11月22日のナポリ(SSC Napoli)とのリーグ戦で左大腿(だいたい)部を負傷し、離脱を強いられてきたイブラヒモビッチは、2-0で勝利した前週末のトリノ戦で終盤から途中出場を果たし、実戦に復帰。この日の試合では先発メンバーに名を連ね、ハーフタイムにはチャルハノールと交代した。

 ピオリ監督は「セリエAで復帰した後で、イブラにはもう少し長い出場時間を与えたかった」と説明し、「彼は良い試合をこなせた。きょうの試合は、彼が最高のコンディションを取り戻すのに役立つだろう」と話した。

 ミランは、インテル(Inter Milan)とフィオレンティーナ(Fiorentina)の勝者と準々決勝で顔を合わせる。

 13日の試合では、フィオレンティーナがインテルを、前年王者ナポリ(SSC Napoli)がエンポリ(Empoli)を、最多13度の優勝を誇るユベントス(Juventus)がジェノア(Genoa CFC)をそれぞれホームに迎える。(c)AFP