【1月13日 AFP】英国に続きカナダも12日、中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)でのウイグル人の強制労働への関与が疑われる商品の輸入を禁止すると発表した。

 カナダ外務省は、ウイグル人をはじめとするイスラム系少数民族に対する人権侵害について重大な懸念を持っていると述べ、「抑圧的な監視や大規模な恣意(しい)的拘束、拷問、虐待、強制労働とそれに従事する人々の新疆から中国各地への大量移送」を非難した。

 カナダ政府によると、今回の措置はウイグル人の権利を守り、「全部または一部」が強制労働によってつくられた商品がカナダと世界のサプライチェーンに入るのを防ぐためのもので、英国などと連携して実施した。

 カナダの事業者が知らず知らず人権侵害に加担するのを防ぐため、輸出管理も厳格化される。(c)AFP