【1月13日 AFP】米国のマイク・ペンス(Mike Pence)副大統領は12日、合衆国憲法修正25条の発動によるドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の免職を支持しないと下院指導部に伝えた。

 ペンス氏はナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長に宛てた書簡で、「トランプ大統領の任期が残り8日となった今、貴殿と民主党幹部会は、内閣と私に修正25条の発動を要求している」と確認した上で、「私はそのような行動がわが国の最善の利益にかなうとも、わが国の憲法に即しているとも思わない」と伝えた。

 修正25条が発動されれば、トランプ氏は任期終了を待たずに免職され、残りの任期は副大統領のペンス氏が大統領代行となる。

 米議会は数時間後に、ペンス氏に修正25条を発動を求める決議案の採決を行うことになっている。しかし、ペンス氏の通達を受けて、その後にトランプ氏の弾劾訴追決議案の審議に移る見通しとなった。(c)AFP