【1月13日 AFP】2019年の国際的なドーピング一斉摘発で、薬物違反による資格停止処分を受けたオーストリアのシュテファン・デニフル(Stefan Denifl)が12日、国内の裁判所から禁錮2年の判決を受けた。

 インスブルック(Innsbruck)の地方裁判所は、「スポーツに関する悪質な詐欺」でデニフルを有罪としたと発表。検察、弁護側ともに3日以内であれば控訴が可能で、2年のうち16月は執行猶予付きになる。

 33歳のデニフルは、2020年2月に行われた審理でドーピングを認める一方、詐欺の罪は否認し、契約は全て守っていたと主張したが、裁判所はデニフルが巧妙なドーピングでチームを実質的にだましていたと判断した。

 デニフルは禁錮刑だけでなく、罰金34万9000ユーロ(約4400万円)も科されている。(c)AFP