【1月12日 AFP】女子テニスの今季初戦、アブダビWTA女子テニスオープン(Abu Dhabi WTA Women's Tennis Open 2021)は11日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)は第9シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に6-2、2-6、0-6で敗れた。

 昨年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)女王であるケニンは第1セットを奪うも、最後は10ゲームを連取され、フルセットで大会から姿を消した。一方、最後の2セットを6-2、6-0で駆け抜け、トップ5から自身5度目の白星を挙げたサッカリは、準決勝で第4シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)と対戦する。

 準決勝のもう一方のカードでは、第2シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)を5-7、6-3、7-6(7-3)で下したベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova、ロシア)と、18歳のマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)のノーシード勢対決が実現した。

 約2時間半の接戦を制し、スビトリーナから金星を挙げたクデルメトワは、トップ10相手の勝利は今回が5度目となる。

 世界ランキング99位のコスチュークは、サラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)との準々決勝で第1セットを0-6で落とす最悪の立ち上がりを見せたが、その後の2セットを6-1、6-4で連取。逆転勝利を収め、自身ツアー初の4強入りを果たした。(c)AFP/Antoine DENIS