【1月12日 AFP】米ツイッター(Twitter)がドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のアカウントを永久停止したことを受けて、ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領の三男で連邦下院議員のエドゥアルド・ボルソナロ(Eduardo Bolsonaro)氏がツイッターの自身のプロフィル画像をトランプ氏のものに変更して抗議した。

 エドゥアルド氏は10日、ツイッターの「独裁主義」を批判し、トランプ氏の画像を「永久に」使用する意向を明らかにした。

 ツイッターは8日、トランプ氏の支持者らによる連邦議会議事堂乱入を受け、トランプ氏のアカウントを永久停止した。

 エドゥアルド氏は、「表現の自由をぶち壊した」としてツイッターを激しく批判し、トランプ氏のアカウントを永久停止したにもかかわらず、ベネズエラの独裁者、ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領のアカウントを停止しないのはなぜなのかと疑問を呈した。

 ボルソナロ大統領は議会乱入について、「この危機全体を引き起こした問題とはそもそも何なのか? 選挙に対する信頼の欠如だ」と語った。「米国は今回のパンデミック(世界的な大流行)を理由に郵便投票を最大限活用した。その結果、3、4回投票する人もいた。死んだ人々も投票した。何でもありだったのは、誰も否定できない」

 ボルソナロ氏は、「ブラジルにも不正はある」とした上で、自身の主張通りに投票用紙による投票を再導入しなければ、ブラジルは2022年の大統領選で「米国よりもはるかに深刻な問題」に直面すると警告した。(c)AFP