【1月11日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が交流サイト(SNS)の使用をやめたと、英紙が10日報じた。フェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)などのサイトにヘイト(憎悪)がみられ、次第に幻滅していったとしている。

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 英国の高級日曜紙、サンデー・タイムズ(Sunday Times)によると、ヘンリー王子夫妻は米国における新たな「進歩的役割」の一環として、SNSの個人的使用および仕事での使用を避けている。同紙が報じたヘンリー王子夫妻に近い情報筋の話によれば、夫妻は新設した「アーチウェル財団(Archewell Foundation)」でSNSを使用する予定はなく、夫妻がSNSの個人的使用を再開する「可能性は極めて低い」という。夫妻は昨年、主要王族の地位を離れる際の条件として、「サセックスロイヤル」という商標の使用を取りやめ、その後、多分野で活動する非営利団体、「アーチウェル(Archewell)」を設立した。

 英王族の地位を唐突に退いたヘンリー王子夫妻は昨年、米カリフォルニア州に移住。夫妻はこれまでオンラインでの存在感が際立ち、王室離脱前のインスタグラム(Instagram)アカウント「サセックスロイヤル(Sussex Royal)」は、フォロワー1000万人以上を集めた。

 一方で、夫妻は以前からSNSや英メディアの待遇に不満を持っていた。メーガン妃は過去の自身に対する悪質な書き込みについて「生きていけなくなるほど」と発言。ヘンリー王子も2016年に発表した異例の声明で、「数々のコメントに人種差別的な意味合い」が潜んでいると指摘し、「ソーシャルメディアでの荒らしにおける性差別や人種差別」を非難していた。(c)AFP