【1月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は192万6570人に増加した。

【図解】新型コロナ 世界に広がる変異株

 これまでに世界で少なくとも8955万7550人の感染が確認され、少なくとも5528万8900人が回復した。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 9日には世界全体で新たに1万3357人の死亡と75万6368人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の3684人。次いでブラジル(1171人)、メキシコ(1135人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに37万2522人が死亡、2213万8418人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は20万2631人、感染者数は807万5998人。以降はインド(死者15万999人、感染者1045万284人)、メキシコ(死者13万3204人、感染者152万4036人)、英国(死者8万868人、感染者301万7409人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの173人。次いでスロベニア(143人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(131人)、イタリア(130人)、北マケドニア(125人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が61万7928人(感染2877万2389人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が52万9080人(感染1644万4245人)、米国・カナダが38万9310人(感染2278万9340人)、アジアが22万5228人(感染1429万2742人)、中東が9万1957人(感染420万4639人)、アフリカが7万2122人(感染302万2860人)、オセアニアが945人(感染3万1336人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP