【1月10日 AFP】米国のマイク・ペンス(Mike Pence)副大統領がジョー・バイデン(Joe Biden)次期大統領の就任式に出席する意向であると、複数メディアが9日、報じた。

 ペンス氏はこれまで、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の最も忠実な擁護者の一人だったが、6日に大統領選でのバイデン氏勝利の認定を阻止しない意向を表明すると、2人の関係は急激に悪化した。

 複数のメディアは9日、政府高官の話として、ペンス氏は20日のバイデン氏の大統領就任式に出席する決意を固めたと報じた。

 バイデン氏は今週、ペンス氏に対し、新型コロナウイルスの影響で就任式の規模は縮小されるが、ペンス氏の出席は歓迎すると伝えていた。

 バイデン氏は報道陣に対し、「どのように政権交代を続行すべきかについて、歴史的前例にできるだけ忠実であることが重要だと考える」とコメント。ペンス氏については、「彼が出席すること、そして政権移行を前進させることは光栄だ」と述べた。

 トランプ氏は、ツイッター(Twitter)のアカウント永久停止前の最後の投稿で、就任式に出席しない意向を示した。(c)AFP