【1月10日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は9日、第15節の試合が行われ、シャルケ04(Schalke04)は米国出身の19歳マシュー・ホッペ(Matthew Hoppe)のハットトリックなどで1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に4-0で大勝。リーグワーストタイ記録まであと一つに迫っていた未勝利を30試合で止めるとともに、最下位からも脱出した。

 ホッフェンハイムが負傷や出場停止で11人を欠く中、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)から期限付きで復帰したセアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)がキャプテンマークを巻いたシャルケは、アミーヌ・アリ(Amine Harit)がつくり出した三つのチャンスをホッペが得点に結びつけ、さらにアリ自身が4点目を決めてほぼ1年ぶりのリーグ戦勝利を飾った。

 これで、タスマニア・ベルリン(SV Tasmania Berlin)が1965-66シーズンにつくった31戦未勝利の最長記録も守られることになった。

 米国選手として初めてブンデスリーガでハットトリックを達成したホッペは「チャンスをものにできた」と謙虚に話し、「自信と勢いがつく勝利になるはずだ。まだ19試合残っているし、1部に残れることを願っている」とコメントした。シャルケはこれで、今節敗れたマインツ05(Mainz 05)に代わって17位に浮上している。

 就任わずか2試合目で白星を挙げたクリスティアン・グロス(Christian Gross)監督は、ホッペや「飛び抜けた」プレーを見せた守護神のラルフ・フェールマン(Ralf Faehrmann)をたたえながらも、「この結果を次につなげなくてはならない。まだまだ難しい試合が残っている」と話した。2週間後には、開幕戦で0-8の大敗を喫した王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)をホームに迎える。(c)AFP/Ryland JAMES