【1月10日 AFP】20-21NBAは9日、各地で試合が行われ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策と負傷により、試合出場の最低人数となる登録8人で臨んだカンファレンス首位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)が、103-115でデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)に敗れた。

 シクサーズでは、セス・カリー(Seth Curry)が新型コロナの検査で陽性となり、トビアス・ハリス(Tobias Harris)、マティス・サイブル(Matisse Thybulle)ら4選手もリーグの接触追跡の手順に従って離脱した。

 さらに試合開始わずか90分前には、主力のジョエル・エンビード(Joel Embiid)とベン・シモンズ(Ben Simmons)がそれぞれ腰の張りと膝の違和感で負傷者リスト入りした。また、マイク・スコット(Mike Scott)は登録人数を8人に届かせるためメンバー入りしたが、左膝の打撲でここ4試合を欠場しており、この日も起用されることはなかった。

 その中でチームは、ベテランのドワイト・ハワード(Dwight Howard)とダニー・グリーン(Danny Green)にタイリース・マキシー(Tyrese Maxey)ら新人3人を加えたメンバーを先発させた。人数が足りない中で、ルーキー3人は全員が40分以上プレーし、マキシーはシュート33本中18本成功で試合最多の39得点を挙げ、7リバウンド、6アシストも記録。しかし、チームは敗れて7勝3敗となった。

 試合前、リーグ関係者との話し合いで「やると言われた」と話し、少人数でのプレーに不安をのぞかせていたドック・リバース(Doc Rivers)ヘッドコーチ(HC)は、「やるべきではなかったと思うが、それを決めるのは私ではない」と述べ、選手の状態を心配していた。(c)AFP