【1月10日 AFP】20-21フランス・リーグ1は9日、第19節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はスタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)を3-0で下し、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督の就任後初勝利を挙げた。これでPSGは、レンヌ(Stade Rennes FC)と2-2で引き分けた首位オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に1ポイント差に迫った。

 モイゼ・ケアン(Moise Kean)のゴールで先制したPSGは、終盤にマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)とパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)が加点。0-2から追いついて勝ち点1を積み上げ、無敗記録を16試合に伸ばしたリヨンが黒星を喫していれば得失点差により首位を奪い返していた。

 これにより2位でシーズンを折り返したPSGは、今節ニーム・オリンピック(Nimes Olympique)に1-0で勝利した同勝ち点のリール(Lille OSC)を得失点差で上回っている。

 フランスでは新型コロナウイルスの感染対策で夜間の外出が禁止されているため、極寒のパリでの試合は無観客で行われた。ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の欠場が続くPSGは精彩を欠き、約20年前に選手として人気を博したポチェッティーノ監督のパルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)帰還は寂しい形となった。

 しかし初陣となった前節ではアウェーでサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)と1-1で引き分けたため、アルゼンチン人指揮官は初勝利に胸をなで下ろしている。

 ポチェッティーノ監督は13日、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)とのフランス・スーパーカップ(Trophee des Champions 2020)でPSGでの初タイトル獲得に挑む。

 現在ネイマールは4週間戦列を離れており、例年であればシーズンの開幕を告げるスーパーカップへの出場は微妙な状況で、ブレスト戦の直前に新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たと報じられたDFティロ・ケーラー(Thilo Kehrer)はこの試合を欠場する見通しとなっている。(c)AFP/Andy SCOTT