【1月8日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は7日、民主党議員や一部の共和党議員らが要求している合衆国憲法修正25条の発動によるドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の免職について、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領が反対していると報じた。

 これまで一度も発動されたことのない修正25条について、ペンス氏は公にはコメントしていないが、ニューヨーク・タイムズ紙が近い筋の話として報じたところによると、発動に反対しているという。

 修正25条を発動には閣僚の過半数の支持が必要だが、同紙によると、複数の閣僚がペンス氏を支持し、反対に回っている。反対する閣僚らは修正25条の発動について、「現在の首都の混乱の収拾ではなく、助長につながる可能性が高い」と考えている。

 一方、米下院の民主党議員らは、修正25条が発動されなければ、即座にトランプ氏の弾劾に動くと述べている。(c)AFP