【1月8日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・メッツ(New York Mets)は7日、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)との6選手が絡むトレードで、フランシスコ・リンドーア(Francisco Lindor)遊撃手とカルロス・カラスコ(Carlos Carrasco)投手を獲得したと発表した。

 今回の大型トレードでは、MLB屈指のオールラウンダーと目され、4度の球宴出場を誇るリンドーアとカラスコと入れ替わる形で、アメド・ロサリオ(Amed Rosario)とアンドレス・ヒメネス(Andres Gimenez)の両内野手に加え、若手有望株のジョシュ・ウルフ(Josh Wolf)とアイザイア・グリーン(Isaiah Greene)がインディアンスに移籍する。

 リンドーアは2017年から2019年にかけ、1シーズン平均で34本塁打、打率.278を記録。一方、新型コロナウイルスの影響で短縮された昨シーズン、12試合に先発して防御率2.91をマークした33歳のカラスコは、ジェイコブ・デグロム(Jacob deGrom)とマーカス・ストロマン(Marcus Stroman)が核を担うメッツのローテーションを強化することになる。

 昨年10月に過半数株を取得してメッツを買収したスティーブ・コーエン(Steve Cohen)新オーナーは、5年以内にチームをワールドシリーズ制覇に導くと語っており、今回の契約はその決意を明確にするものとなった。

 メッツは1986年を最後にワールドシリーズを制覇できておらず、最後に進出した2015年は、1勝4敗でカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)に敗れている。(c)AFP