【1月7日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2021)は6日、第4ステージが行われ、四輪部門ではトヨタ・ガズーレーシング(Toyota Gazoo Racing)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)が区間優勝を果たし、今大会3勝目をマークした。

 走行距離がワディアドダワシル(Wadi Ad-Dawasir)からリヤドまでの計813キロに及んだこの日、337キロのスペシャルステージを2時間35分59秒で走り切ったアルアティアは、通算13度の大会制覇を誇る「ミスター・ダカール」ことミニ(X-Raid MINI JCW Team)のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)に11秒差をつけた。

 総合順位ではペテランセルが首位の座をキープし、アルアティアとの差は3分58秒となった。

 2012年に行われたロンドン五輪の射撃で銅メダルを獲得しているアルアティアは、「簡単なステージではなかった。一つのミスで1分をロスしたが、われわれだけがへまをしたというわけではなかったから、すぐに正しい軌道に乗せられた」と振り返った。

 一方、ミニの前年王者カルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)は最終的に4位でのフィニッシュとなり、大きな犠牲を強いられた前日のナビゲーションミスを埋め合わせた。サインツは総合順位で首位と35分19秒差の3位に浮上している。

 二輪部門では、2時間46分50秒で走り抜けたホンダ(Monster Energy Honda)のホアン・バレダ・ボート(Joan Barreda Bort、スペイン)が今大会2勝目をマーク。

 開幕ステージからバレダ・ボートと入れ替わりで区間優勝を果たしてきたレッドブルKTM(Red Bull KTM)のトビー・プライス(Toby Price、オーストラリア)はこの日、序盤に15分以上のロスを強いられ、総合順位で首位に浮上したHTラリー・レイド・ハスクバーナ(HT Rally Raid Husqvarna Racing)のハビエル・デ・ソルトレート(Xavier de Soultrait、フランス)に7分47秒差をつけられている。(c)AFP