【1月7日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2020-21)は6日、準決勝が行われ、王者マンチェスター・シティ(Manchester City)はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を2-0で下し、4シーズン連続で決勝に駒を進めた。

 ジョン・ストーンズ(John Stones)とフェルナンジーニョ(Fernandinho)という意外な選手の得点で勝利したシティは、4月25日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われる決勝でジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が率いるトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と対戦する。

 この日のキックオフ前には、5日に74歳で亡くなったシティのレジェンド、コリン・ベル(Colin Bell)氏を追悼する黙とうが行われ、観客席にいた元チームメートのマイク・サマービー(Mike Summerbee)氏は涙を流した。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「この勝利を彼とご遺族にささげる。この方はクラブが何かを築く力になった」とコメントした。

「アウェーでユナイテッドを下して再び決勝に進むことができ、信じられない勝利だ。特にきょうは。彼のためのものだ」

 シティはこれで、1981年から1984年にリバプール(Liverpool FC)が達成した4連覇に並ぶチャンスを手にした。

 一方、同大会で最後に優勝したのは、モウリーニョ監督が率いていた2017年となっているユナイテッドは、カップ戦の準決勝で敗れるのが過去2シーズンで4回目となり、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督の下では無冠が続いている。

 昨季の同大会でもシティに準決勝で敗れていた中で、スールシャール監督は「精神的なものではなく、準決勝では時に良いチームと対戦するものだ」とし、「イングランドで最も優れたチームと当たり、きょうはわれわれの力が足りなかったと思う」と話した。

「だが、われわれも改善してきている。1年前の準決勝と比較すると、マンチェスター・ユナイテッドは随分と良くなっている。それはポジティブな要素だが、十分ではない」 (c)AFP