【1月6日 AFP】マレーシアで洪水が発生し、これまでに少なくとも4人が死亡、2万8000人以上が避難を余儀なくされている。6日には掘削機を用いて避難する住民や、氾濫した水の中を泳いで移動する人の姿も見られた。

 マレーシア東岸では毎年雨期に洪水が発生し、大勢の住民が避難を強いられる。しかし今年の洪水については複数地域の住民が、ここ数十年で最悪規模だと話している。

 住民の一人はAFPに対し「失望と憤りを感じている」「(洪水発生から)3日がたったが、政府の援助はない」と語った。

 マレーシアでも新型コロナウイルスの流行が広がっており、密集した避難施設での感染リスクを懸念する声も出ている。(c)AFP