【1月7日 Xinhua News】中国上海市で4日、6千人を収容できる世界トップクラスのeスポーツ専用競技場「上海国際新文創eスポーツセンター」の建設工事が始まった。

 建設場所は同市西部で開発が進むビジネスエリア「虹橋商務区」内の虹橋前湾地区。市の重要産業プロジェクトの一つとして、多様なオフライン消費シーンを構築し、大衆に向けて大規模化したeスポーツ市場を形成することで、「世界のeスポーツの都」を目指す上海の西部エンジンになるとしている。

 第1期工事の投資額は50億元(1元=約16円)超で、eスポーツへの投資プロジェクトとしては世界最大規模。総延べ床面積は50万平方メートル超で、eスポーツ専用競技場のほか、深さ40・4メートルの大型潜水施設や大型風洞施設、eスポーツをテーマとした五つ星ホテル、ブレイクダンスの専用ステージや施設なども建設される。竣工は2023年の予定。

 完成後は毎年約300の国内・国際大会の開催が可能で、1日当たりの観客数は1万人に達する見通し。国内外のeスポーツ関連会社数百社が入居できるスペースもあり、2千人を超える専門人材の就業も見込んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News