【1月6日 AFP】米ネット通販大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は5日、輸送ネットワークを強化するため、ボーイング(Boeing)767-300型機11機を購入したと発表した。新型コロナウイルス禍で旅行需要が減少する一方、オンライン販売の需要が急増しているためと説明している。

 アマゾンは航空輸送部門を4年前に設立したものの、これまではリースの航空機に頼っていた。

 11機の内訳は、7機が米デルタ航空(Delta Air Lines)から、4機がカナダのウエストジェット航空(WestJet)からとなっている。

 アマゾン・グローバル・エア(Amazon Global Air)のサラ・ローズ(Sarah Rhoads)副社長は発表で、「リースと自社、両方の航空機を保有することで、運用の効率性を高め、顧客の要望に応えることができる」と説明している。

 アマゾンによると、ウエストジェット航空から購入した機体は現在、旅客機から貨物機に改装中で、年内に使用を開始する。一方、デルタ航空から購入した機体の運用は2022年以降となる予定。(c)AFP