【1月6日 AFP】米アップル(Apple)が、経営陣の賞与の査定で重視する環境・社会的価値の項目を作成していることが、規制当局に5日に提出した報告書で分かった。

 アップルが米証券取引委員会(SEC)に提出した委任状説明書によると、評価項目の変更は今年から適用される予定。同社は、変更はアップル幹部に、金銭的成果だけではなく、ひときわ高い価値基準に基づくリーダーシップを発揮するよう促す意図があると説明している。

 アップルはこの中で「2021年の始まりに伴い、アップルが重視する価値観に基づく環境、社会、ガバナンスにおける変更およびその他主要なコミュニティー・イニシアチブをわが社の報酬制度に組み込む予定だ」と書いている。

 同社によると、持続可能エネルギーや労働環境の多様性、その他環境・社会問題などアップルの価値観に沿って行動すると、査定の際に評価され、賞与が最大10%増減する可能性があるという。(c)AFP