【1月6日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)新監督は就任後初の記者会見で、FCバルセロナ(FC Barcelona)に所属する同胞リオネル・メッシ(Lionel Messi)が電撃移籍する可能性について問われ、「世界のどんな大物選手もPSGでは常に歓迎される」と主張した。

 バルセロナとの契約が6月に満了するメッシは、今後他のクラブと自由に交渉できるようになるため、ポチェッティーノ監督には同選手に関する質問が何度か飛んだ。

 6日に予定されているリーグ1のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)戦がPSGでの初陣となるポチェッティーノ監督は、「正直に言うとそのことについては話していない。主な目標であるあすの試合に向けたミーティングや練習、準備がある中、われわれにとっては新しいクラブに適応しようとするクレイジーな時間だった」とした上で、「話し合いの時間を今後設けるつもりだが、世界のどんな大物選手もPSGでは常に歓迎される」と続けた。

 PSGのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は先月、バルセロナで共にプレーしたメッシと来季は再びユニットを形成したいと発言し、うわさをかき立てた。

 財政面で苦しんでいるバルセロナはフロントが危機に陥っているため、仮に両スターが共演するとなれば、現在のところそれは同クラブではなくPSGで実現する可能性が高いとみられている。

 短期的に見ると、1月の移籍市場でPSGへの移籍がうわさされている選手には、ポチェッティーノ監督が率いていたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でプレーしていたデレ・アリ(Dele Alli)やクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)らがいる。

 現在はイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)に所属するエリクセンについて、ポチェッティーノ監督は「それはうわさ。われわれは到着したばかりで、今はここにいる選手と一緒に仕事をしているというのが現実」と話した。

「現状は複雑であり、世界中で全ての人が苦しんでいる」 (c)AFP/Andy SCOTT