【1月6日 CGTN Japanese】「中国の天眼」と呼ばれる500メートル口径球面電波望遠鏡(FAST)は4月1日、世界中の科学者からの観測申請を募集するなどで、全世界の科学界への公式開放を開始します。

 中国科学院国家天文台「中国の天眼」運営・発展センターによりますと、国家天文台は4月1日に、オンラインによる各国の科学者の申請を受け付け始めます。申請されたプロジェクトは「中国の天眼」科学委員会と時間分配委員会の評価を受けます。選出された申請プロジェクトに対して8月1日から観測の時間を分配するとのことです。

「中国の天眼」運営・発展センターの副主任を務める姜鵬(Jiang Peng)チーフエンジニアによれば、世界の科学界への開放初年には、国外の科学者に分配する観測時間は全体の約10%を占めることになる予定です。「中国の天眼」については、すでに科学面における目標や関連する戦略計画に基づいて、複数の優先・大規模プロジェクトが確定されました。確定したプロジェクトには、銀河系偏光サーベイや高速電波バースト観測が含まれます。ただし、観測申請はこれらの分野に制限されるものではないとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News