【1月5日 CGTN Japanese】1日から、中国の多くの都市で新型コロナウイルスワクチンの接種作業が始まりました。第一陣の接種対象は重点として指定された人々です。ワクチンの市場化や生産力の向上に伴い、接種の範囲が拡大されます。

 北京市の各区では1日から接種作業が進められています。北京市衛生健康委員会によりますと、計画に基づき、2021年の春節(旧正月、Lunar New Year)までに、仕事や勉強で海外に渡航する人や海外から持ち込まれるウイルスに感染するリスクの高い税関の職員、医療衛生の関係者、水、電気、ガス、介護、環境衛生、通信関連の関係者を含めた9種類の重点グループを対象に緊急の接種作業が行われます。現在、接種作業は管轄する区が担当しており、個人予約は受け入れません。

 上海疾病予防抑制センターはこのほど、接種作業を始めました。華山医院の接種ステーションでは、医療従事者が個人情報を登録し、同意書にサインした後、接種を受けました。また、要求に基づき、接種を受けた後、観察エリアで30分間、副作用がないことが確認された後、接種証明を受け、ステーションを離れることができます。

 内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)は早くから接種作業を始めており、接種を受ける人は延べ50万人にのぼる見込みです。今月5日までに1回目の接種が完了し、2月5日までに2回目の接種が行われます。現在、各臨時接種ステーションでは1日あたり400人から500人が接種を受けているということです。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News