【1月5日 AFP】米カリフォルニア州の病院は4日、クリスマスに救急科の職員が着ていた空気で膨らませる方式のクリスマスツリーのコスチュームが原因で、新型コロナウイルスの集団感染が発生した可能性があるとして調査をしていると明らかにした。

 サンノゼ(San Jose)にあるカイザー・パーマネンテ(Kaiser Permanente)病院によると、職員少なくとも44人が検査で陽性となり、1人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の合併症で死亡した。

 病院は現在、クリスマスツリーのコスチュームが新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染を広げた可能性があるとして調査を進めている。コスチュームには口と大きな目と真っ赤な鼻が付いていた。

 広報担当者は職員の仮装について、「カイザー・パーマネンテが支援したものでも、認めたものでもない」としている。

 今回の集団感染を最初に報じたNBCベイエリア(NBC Bay Area)によると、死亡したのは事務職員の女性だった。また、ある職員の話として、呼吸器系の治療を専用の処置室外で行ったことが実際の原因だった可能性があるとも伝えている。(c)AFP