【1月6日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)は過去1年間、民生を底支えするため、貧困層に焦点を合わせて的確なテコ入れを行い、一連の社会保障・貧困救済措置を通じ、225万人を超える都市・農村貧困層が保険に加入するのを保障した。

 同自治区人力資源・社会保障庁によると、新疆は2020年、都市と農村の貧困層を全て保険に加入させる政策の実施をさらに進め、社会保障面の底支え政策を確実に保障し貧困脱却の堅塁攻略を後押しした。同時に、登録貧困層を対象とした政府納付肩代わり政策を実施した。昨年、自治区の各県(市)政府は144万9700人の貧困層に代わって都市農村住民養老保険料を納め、納付肩代わり資金9510万4700元(1元=約16円)を計上した。

 このほか、昨年は貧困層の保険加入・保険料納付および(保険)受給資格に関する即時対応政策を実施した。現時点で、自治区の貧困層225万5300人がすでに保険に加入し、加入率は99・99%に達している。また、登録貧困人口については177万7800人が加入し、加入率は100%に達する。

 うち、南疆(新疆の天山山脈以南の地域)の貧困状況が深刻な県ですでに134万4400人の登録貧困層が保険に加入、加入率は100%に達している。また、自治区内の60歳以上の貧困層で社会保障の受給資格を持つ人はすでに46万1100人おり、達成率は99・97%となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News