英裁判所、アサンジ被告の米国引き渡し認めず
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【1月4日 AFP】(更新、写真追加)内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)被告(49)の米国への身柄引き渡しをめぐり、英ロンドンの中央刑事裁判所(Old Bailey)は4日、引き渡し要請を退けた。
アサンジ被告は、2010年にウィキリークスがアフガニスタンやイラクでの軍事行動に関する機密文書50万点を公開したことをめぐり、米国で18の罪に問われている。
バネッサ・バライスター(Vanessa Baraitser)判事は、アサンジ被告が米国に引き渡されれば自殺の危険性があると指摘。「身柄引き渡しは精神的危害をもたらす抑圧的なものであり、被告の釈放を命じる」と述べた。
判決が読み上げられた際、アサンジ被告は額を拭い、婚約者のステラ・モリス(Stella Moris)氏は涙を流した。被告は再勾留されたものの、4日中にも保釈聴聞が行われる予定。
長期にわたっているアサンジ被告をめぐる裁判は、報道の自由に関わる問題として注目を集めている。被告とその弁護団は、この法廷論争は政治的動機によるものだと一貫して主張してきている。
判決を受けて、米政府は上訴すると発表した。米司法省は、判決は「極めて遺憾」だとしながらも、アサンジ被告が訴訟で責任を負うことを判事が示唆したことには満足しているとの見解を示した。上訴の期限は2週間。一方メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)大統領は、アサンジ被告に政治亡命を認める意向を示した。(c)AFP/ Phil HAZLEWOOD, Jitendra JOSHI